アノマリーとは論理的に説明することができないものの、経験則的に観測されるマーケットの規則性のことです。
代表的なものとして「1月効果」などがあります。
1月効果
「1月効果」はアノマリーでも代表的なもので、株式相場において、1月の収益率が他の月よりも高くなりやすい現象を指します。
12月は税金対策で売りが出やすくなりますが、1月には新しい余剰資金を投資に回す傾向にあることなどが要因とされています。
4月高(鯉のぼり天井)
「鯉のぼりをおろしたら、株は売り」という株の格言があります。
日本は4月に年度がはじまるため、そのタイミングで株式市場に資金が流入しやすい傾向があるためだと言われています。
しかしながら鯉のぼりをあげるタイミング(春分の日から4月下旬のよく晴れた日)を過ぎて、5月5日の端午の節句あたりで資金が途絶えるとされており、そのあと株価は低迷しやすいと言われています。