あなたはどんなFIRE?FIREのタイプを4つに分解して徹底解説します!

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人のペースで仕事をしたくない、朝起きるのが苦手、人間関係に疲れた、自分が好きなことを仕事にして生活をしたい、、もっと自由な時間を増やしたい。

社会人なら誰でも一度は思ったことがあるでしょう。

そんなあなたはもうすでに「FIRE」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。

FIREとは「Financial Independence Retire Early」の略称で、早期に経済的に独立して、自由な生活を送ることができる状態のことを指します。

FIREはアメリカから欧州へ広がっていった言葉だけど、最近では日本でも頻繁に聞く言葉の一つになったよね。

FIREを実現して、自由な時間を増やし、人生を豊かにしたいと思っている方が多い一方で、「経済的な独立」や「早期リタイア」という言葉を聞くと、多くの資産を持った一握りの人だけに縁のある話に感じる方もいるかもしれません。

ですが当サイトでは、FIREは必ずしも絵に描いたような資産家の話だけではなく、多様な形があり、いくつかに分類できると考えています。

本記事では、現状の資産と収入、今後のライフプランや生活スタイルを踏まえ、大きくFIREを4つのタイプに分類します。

どれに当てはまる?4つのFIREタイプ

FIREの定義は幅広く、仕事から完全に退くというイメージがあるかもしれませんが、パートタイムや自分自身の事業などストレスのない範囲で仕事をしつつ、その中でも自分の時間を優先したいという考え方もあります。

今回のFIREタイプは下記の2つの観点でFIREのタイプを分けたみたいと思います。

  1. 働く・働かない
  2. ミニマリスト・お金を割とに使う
4つのFIREタイプ

働く・ミニマリスト

働きながら節約も行う(自然とできてしまう?)タイプのため、FIREを実現させることもあまり必要ないかもしれません。

また働くことに対して過度なストレスを感じておらず、それどころか働いて目的を達成する意欲がとても高い方が多いでしょう。

働いて定期収入を得ながら、日々必要なモノを見極め、我慢やキツイ節約をすることなく、必要最低限なモノは愛用し、エコな暮らしを心がけ支出も抑えながら資産を築きます。

このタイプの方は、FIREを実現して自由な生活を手に入れるという目的以外に、事業で成功したい、世の中に貢献したいなど、大きな目標を持っている方が多く、中には単純に欲がないといった方もいるかもしれません。

貯蓄をするための節約ではなく、必要なモノや、やりたい事大切にしながら生活するスタイルなため、FIRE生活がスタートしても、節約や質素な生活にストレスを感じず、自然と支出を抑えた生活を行えるタイプです。

当サイトの推奨するFIREモデルです。

「冒頭にFIREを実現させることもあまり必要ないかもしれません」とお伝えしましたが、本来はこの状態が一番幸せであると当サイトでは考えています。ネガティブなところがモチベーションとなってFIREを目指すのではなく、あくまで仕事や自分の人生において幸せな状態を築き上げるのが真のFIREと言えます。

働きながら・お金を使いたいタイプ

働いて収入を得ながらアクティブと人との関わりを楽しんだり、趣味や旅行など人生を大いに楽しむためにお金を使うタイプです。

一般的には大手企業の社員や安定した職業の方々はこのタイプの方が多いでしょう。

FIREを無理に実現しようといつもしない節約をしたり、FIREを実現したら急に方針転換して質素な生活を始めてしまうと、ストレスを感じて長続きしない可能性があります。

FIREを実現する場合、働いて得る収入を全て使ってしまわないように、一定のルールに従って資産構築を行うなど工夫が必要かもしれません。

人生の充実度を下げないまとまった資金を預貯金として確保しながら、プラスアルファで資産を増やす方法を確立することがとても重要です。

働かない・ミニマリスト

働かずに節約しながらFIRE生活を送るタイプです。

節約や質素な生活にストレスを感じることは少ないが、働かずに好きな事をして生活を送りたいため、ある程度の資産運用や投資計画を行う必要があります。

リーマンショックやつい先日の中国恒大集団の危機など市場に悪い雰囲気が立ち込めるとかなりのストレス的不安があるかもしれません。

投資や資産運用だけに依存せず、「強制的でない」お仕事や、アクセサリー作りなど趣味の延長や、DIYについてなど、自分の好きな事や得意な事をブログで発信して収入を得るなど、会社という枠にとらわれずに収入を得る手段を築くことで生活を維持する方法もあります。

働かずに・お金を使いたいタイプ

働く事にしばられず、お金もそれなりに使いたいタイプです。

資産家や事業に成功した起業家、または投資家などすでに資産を築いた方が多いでしょう。

もし、これらに該当していない方の場合はこれから投資や事業で成功する必要があります。

資産が少ない場合は、ある程度資産を築くまでは高リスクな取引を行ったり、事業の場合は失敗を恐れず先行投資する必要もあるでしょう。

25年分の生活費と4%ルール

FIREには、目標金額を出すために、ある計算方法とルールがあるのをご存知でしょうか。

FIREの文脈では25年分の生活費と4%ルールという参考指標がよく用いられます。

「25年分の生活費」と「4%のルール」とは、アメリカ発祥の株と債券における実質利回りが元となっています。

少しイメージをしてみましょう。

例えば、年間360万円の支出があるとすれば、25年間分の生活支出は9,000万円になります。

9,000万円を年利4%で運用きると、その利益は360万円になりますので、360万円を支出するFIRE目標金額は9,000万円ということになります。

年間240万円しか支出がない場合は、6,000万円がFIREの基準となるでしょう。

FIREの目標金額は目標とするタイプなど人によって大きく異なるので、あくまで参考指標としてこの法則を用いてみましょう。

現状とライフプランを見ながらFIREの目標金額を立て

経済産業省の発表によりますと、2019年(令和元年)度の日本における一人当たりの平均支出額は約360万円でした。

コロナ禍で2020年(令和2年)度の支出額は平均340万円と減少していますが、コロナ以前の年間支出額は360万円を前後しており、支出額が標準的なタイプや節約が苦手なタイプは、年間支出額を360万円と想定して、目標金額を計算しておいた方が安心でしょう。

年間支出額が360万円ということは、月で換算すると30万円という計算になります。

FIREの考えは、働いても働かなくても生活できるような生活設計にすることがポイントですから、質素な生活にストレスを感じない、節約が得意タイプでは、月々の支出額を20万円程度に抑えれば、年間支出額を240万円ほどに抑えることができるでしょう。

反対にまったく働きたくない、裕福に暮らしたいと考えるのであれば、月々の支出を40万円、50万円と上げて想定する必要があり、FIREスタートまでの目標金額も高額になっていきます。

早期リタイア後は、軽い労働も含め働く意思がない場合や、ある程度お金を使って悠々自適な暮らしを求めるのであれば、リタイア時の年齢にもよりますが、支出額の想定を高くし、1億円以上は資産として持っておいたほうが安心でしょう。

自分が、リタイア後はまったく働かないのか、趣味の延長やアルバイトなどで軽い収入を得るのか、ストレスを感じることなく質素な生活が送れるか、年齢や住んでいる場所、子供の有無でも、目標額の設定の仕方は変わります。

都心は物価が高いですが、その分公共交通機関が発達しているので、車を持たずに生活が送れますので、車の維持費(車検代や自動車税や保険など)が掛かりません。地方に住めば、物価は安いですが、車がなければ不便です。

FIREをはじめるには、自分がどのような生活を送りたいのか、節約にストレスを感じないか、場合によっては、軽い労働をすることは可能か、しっかりとした計画が必要です。

まとめ

FIRE4つタイプ別についてご紹介しました。

働き方の多様性により、近年日本でもFIREについて興味を持たれる方も多くなってきました。

FIREを送るには、自分がどのタイプに当てはまるのか、ライフプランや普段からのお金の使い方などをみながら、目標金額を決めていくことがFIRE成功のカギと言えるでしょう。

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