最低限の品質を保つための書き方5点|SEO初心者向けガイド

最低限の品質

WordPressで記事を公開する際、最低限守っておきたい品質ルール があります。

特に「見出しタグ(h1〜h6)の使い方」「アイキャッチ画像・alt属性の設定」「画像の軽量化」は、SEO評価とユーザー体験に直結する重要な要素です。

本記事では、WordPressを前提として、

  • 見出しと本文の一貫性を担保する
  • 見出しタグ(h1〜h6)の正しい構造
  • h2直下のアイキャッチ画像の配置
  • 画像のalt属性(代替テキスト)の付け方
  • 画像の軽量化(WebP変換)

といった 記事執筆における最低限のルール をわかりやすく解説します。

まずは全体のイメージを掴みましょう

最低限の記事の構造のイメージ
最低限の記事の構造のイメージ

①見出し(タイトル:H1)と本文(記事)の一貫性

内容とのずれに注意

見出しと本文に一貫性がないと、読者は「結局この見出しは何を言いたいの?」と混乱してしまいます。
検索エンジンも同じで、見出しと本文の内容が一致していないと正しく評価してもらえません。

基本的なお作法は以下の通りです:

  • 見出しには結論を書く
     例:「SEOライティングの基本手順」
  • 本文ではその結論の根拠や詳細を説明する
     例:手順の流れを「リサーチ → 構成作成 → 記事執筆 → 最終チェック」と解説

つまり、

「見出し=要点(結論)」 → 「本文=理由・具体例・補足」

という構造を徹底することが大切です。

これを守るだけで、記事の可読性が高まり、検索エンジンからの評価も向上します。

②見出しタグ(h1〜h6)の正しい構造

H1~H6は階層構造であることに注意
H1~H6は階層構造であることに注意

Web記事の骨組みは見出しタグで決まります。

h1 はページ全体の題名、h2 は章、h3 は節、h4 以降は補足という“階層構造”を守るだけで、読者にも検索エンジンにも内容が伝わりやすくなります。

基本ルール

  • h1 は1ページに1回だけ
    WordPressでは通常「投稿のタイトル」が h1 になります。本文中で h1 を増やさない。
  • レベルは飛ばさない
    h2 の次は h3。いきなり h4(=見出し階層のジャンプ)は避ける。
  • 役割で選び、見た目で選ばない
    大きく見せたいから h1 を使う、はNG。見た目の大きさは CSS で調整。(多くの場合は触る必要なし)

③h2(中見出し)直下のアイキャッチ画像の配置

見出し直下に画像を設置しましょう
見出し直下に画像を設置しましょう

記事の本文を理解してもらううえで、中見出しの直下にイメージ画像を配置することはとても効果的です。
読者はテキストだけを追っていると内容を頭に定着させにくく、理解がぼんやりしてしまいがちです。

  • 文章で説明した内容を 視覚的に補強できる
  • 読者のスクロールを止めて、集中して読ませるきっかけになる
  • 画像があることで 滞在時間が伸び、SEO評価にもプラス

例えば「見出しタグの階層構造」を解説するなら、その直下に図解を載せると、一目で理解が深まります。
逆に画像がないと「頭では分かったつもり」になっても、実際に自分で使うときにイメージできずに迷ってしまうことも多いです。

ポイントは、「見出し=要点」「画像=イメージ補強」「本文=詳細説明」 の三位一体で構成することです。
これだけで記事の説得力と分かりやすさが大きく向上します。

④画像のalt属性をつけよう

alt属性をつける
alt属性をつけましょう

画像には必ず alt属性(代替テキスト) を設定しましょう。

altは、画像が表示されないときやスクリーンリーダー利用者のために「この画像は何か」を伝える役割があります。

  • Googleは画像そのものを理解できないため、altテキストから意味を判断します
  • SEO的にも 画像検索の評価 に繋がります
  • キーワードを自然に含めると効果的ですが、詰め込みは不要です

例:

  • ❌「image01」
  • ⭕「SEOにおけるh1〜h6の階層構造を示す図解」

ポイントは、「この画像は何を表しているのか」 を短く端的に伝えることです。

altテキストの付け方:画面スクリーンショット付き

alt属性は、画像を添付した際にワードプレスのブロックの画面右側で登録することが可能です。
イメージの赤枠をご覧ください。

alt属性をつける実際の画面
alt属性をつける実際の画面

⑤画像の軽量化(WebP変換)

画像を軽量化しましょう
画像を軽量化して貼り付けましょう

記事に画像を多く使うと、ページの見やすさは向上しますが、その分 ページの読み込み速度が遅くなるリスク があります。
表示が遅いページは、ユーザーがすぐに離脱してしまい、SEO評価にもマイナスです。

そこでおすすめなのが WebP形式への変換 です。WebPはJPEGやPNGと比べてファイルサイズを30〜70%ほど削減でき、画質をほとんど落とさずに表示を高速化できます。

WordPressの場合は、

  • 専用プラグインで自動変換する
  • サーバー側で変換機能を利用する
  • 事前に手元でWebPに変換してからアップロードする

といった方法で対応可能です。

画像は「軽量化+alt属性」の両方をセットで意識することで、ユーザー体験とSEOの両立が実現できます。

プラグインを利用していない場合は下記のサイトなどを使うこともあります。

まとめ

WordPressで記事を書くときに最低限守るべきことは、決して難しいテクニックではありません。

  • 見出しと本文の一貫性を担保する
  • 見出し(h1〜h6)の正しい構造を守る
  • h2直下にイメージ画像を置き、読者の理解を助ける
  • 画像には必ずalt属性を設定し、内容を正しく伝える
  • 画像はWebPに変換して軽量化し、表示速度を改善する

これらを徹底するだけで、記事の品質は大きく向上します。
SEO評価が高まるだけでなく、ユーザーにとっても読みやすく、信頼できる記事になります。

「テクニックにこだわる前に、まずは基本を徹底する」
これが、検索上位を狙うための第一歩です。

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