内部SEO(Search Engine Optimization)は、ウェブサイトの内部構造、コンテンツ、および他の要因を最適化することによって、検索エンジンの順位や検索結果でのウェブサイトの可視性を向上させるプロセスを指します。
外部SEOとは異なり、内部SEOは主にウェブサイト自体の最適化に焦点を当てており、外部要因(外部リンクやソーシャルメディアなど)には関与しません。
内部SEOの主な内容とは?
内部SEOでは下記のような施策を行います。
HTMLの構造化
ウェブサイトはHTML, CSS, JavaScritpなどを利用して構成されます。
※この記事では、PHP, Ruby, Node.jsなどで構成されるサイトの仕組み部分には触れません。
検索エンジン(クローラー)はウェブサイトの構成を知るために、どの情報がメインで、どのような構成で情報が提供されているかというのを効率的に判断しなければなりません。
逆を言えば、ウェブサイトは検索エンジンがわかりやすい構造でページを構成する必要があります。
HTMLでは、nav
, header
, body
, footer
, main
, section
, article
, aside
などの構造自体に意味を持つタグを適切に利用しなければなりません。
これらの構造化をサイトの意図に合わせて適切に修正する対応を行います。
キーワードの最適化
ウェブサイトの主要なコンテンツに、ターゲットとするキーワードに関連する情報が含まれていることを確認します。
当社ではGoogle Search Consoleなどの無料で誰でも利用できるツールに加え、さらに詳しい情報を調べることができる有料ツールを用いて最適化を実施します。
メタデータの最適化
ページのタイトル、メタ説明、ヘッダータグなどのメタデータを最適化し、検索エンジンがページの内容を理解しやすくするメニューです。
メタデータの最適化では下記の2点を主に取り扱います
1. ページの対象キーワードの選定
ウェブサイトの各ページにおいて、既存の検索ワードやライバル他社サイトの検索キーワード、そして関連するキーワードを調査することで、自社の主要なキーワードまたはフレーズを選定します。
これはページの内容を適切に表現し、検索エンジンでのランキング向上に役立ちます。
2. メタ説明の作成
ページのメタ説明は、検索結果に表示される簡潔な説明文です。
キーワードを含め、ページの内容を説明し、ユーザーにクリックしてもらうために魅力的で情報豊かな文章を心掛けます。
質の高いメタ ディスクリプションを作成するためのおすすめの方法
画像の最適化
webサイトにはテキストだけでなく、画像や動画も大変重要なコンテンツとなります。
その画像についてもGoogleの推奨するベストプラクティスが存在します。
当社ではGoogleベストプラクティスに則って画像を軽くする対応や意味をもたせる対応を行います。
詳しくはこちらのリンクをご参照ください。
URLの最適化
ウェブサイトのURL構造を使いやすくし、キーワードを含めて意味のあるものにします。
WordPressサイトなどであれば、適切なカテゴリー、タグの設定などを通じて意味のある階層構造を作成するだけでも、情報を見つけやすくする効果が出ます。
悪い例: example.com/page123?pid=456
良い例: example.com/product-category/product-name
サイトマップの作成
XMLサイトマップを作成し、検索エンジンにウェブサイトの構造を理解しやすく伝えます。
検索エンジンにウェブサイト構造を理解しやすくする=クローリング効率の向上が見込めるということになります。
XMLサイトマップは、ウェブサイト内のすべてのページのリストを提供します。
検索エンジン(クローラー)はこれを利用することでサイトをより効率的に巡回し、すべてのページを発見しやすくなります。
新しいコンテンツや変更があった場合も、クローラーが迅速にそれを把握できます。
サイトマップについて詳しくこちらのGoogle公式ドキュメントでも確認が可能です。
コンテンツの品質と一貫性
高品質で有益なコンテンツを提供し、一貫性のある情報を提供することで、検索エンジンの信頼性を向上させます。
これは、具体的なパラメーターやツールによる機械的な処理で洗い出すことはできませんが、意識していわゆるトンマナを守る必要があります。
まとめ
以上のような内部SEO施策を実施することで、ウェブサイトは検索エンジンでのランキングを向上させ、ターゲットオーディエンスにより良いウェブ体験を提供できるようになります。