ライフライン株式会社様

ライフライン株式会社様はタイを中心に世界でWi-fiレンタルやSIMの販売を行なっている会社様です。

対応内容

株式会社OIDEMAが対応した内容についてご紹介いたします。

1. CentOS6.9 → Ubuntu22.0.4への移行

ライフライン様のシステムが動作するインフラ環境は、CentOS6.9というサポートが切れたOSで動作しておりました。

そのため、インフラに脆弱性やパフォーマンスに係る懸念がある状態でしたが、当社では日本国内VPSを用いてUbuntu22.0.4環境を構築し、LTSバージョンのシステム環境に全システムを移行いたしました。

2. PHP5.3.3 → 8.3.0へのアップデート

ライフライン様のフロントサイト、バックエンドシステム・レポーティングシステムの大きく3つのシステムが存在しており、全てがPHP5系で構成されていましたが、株式会社OIDEMAで8.3.0に対応したシステムに再構築いたしました。

3. WordPressサイト(マルチサイト)の移行

OSアップデート、サーバー移行に伴い、SEOを目的とするWordPress製のサイトの移行も同時に行いました。

SEOサイトはサブディレクトリでの運用であり、大元のサイト通りサブディレクトリにWordPressサイトを構築いたしました。

コミュニケーション

本プロジェクトはタイのエンジニアメンバー、日本国内では香川、福岡、東京のエンジニアチームで対応いたしました。主に問題の管理はGitHubを通じて行われ、週次および適宜開かれるオンライン会議、またSlackを通じたコミュニケーションで完遂いたしました。

エンジニアチームは語学に強いメンバーで構成されているため、外国語対応も可能です。

コストについて

PHP5系→PHP8系へのアップデートは変更が大きく、さらにには1サイト、2システムの移行で特に業務系システムの2サイトでは、Fatal Errorが多発する状況だったため、移行コストは他社ベンダーの提案では数千万単位の提案でした。

コスト最適化のためのDocker環境構築

株式会社OIDEMAではこれらについて、PHP8, MariaDB, phpMyAdmin, mailサーバーのDockerコンテナを素早く構築し事前にシステムのエラー等を検証して課題を解決し、はるかに安いコストで移行を実現させました。

PHP8.3系でdocker構築を行いたい方は下記の記事を参考にしてください

まとめ

株式会社OIDEMAでは、古いバージョンのシステムをアップデートする移行案件などにも対応しています。

また、VPSだけでなくGoogle Cloudをはじめとするクラウド環境に移行することも可能です。

昨今では、システムのホスティングはGoogle CloudのCloud Run, Kubenetes Engine, App Engine、などコンテナでの運用でコストやパフォーマンスを最適化できるオプションもあり、経験豊富なシステムベンダーに依頼することでオーバーヘッドの少ない効率的なシステムを運用することが可能です。

株式会社OIDEMAはアプリケーションやGoogle認定資格を持ったインフラに精通したエンジニアがおりますのでお気軽にご相談ください。

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