前回の記事に続き「初心者が財務諸表を読みこなせるようになるまで〜その3〜」
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フローとストック
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フロー
一定期間に流入、流出する量を表す概念 -
ストック
一定時点における残高や量を表す概念
漠然として定義で分かりにくいかと思いますが、重要な点は「一定期間」か「一定時点」かということです。
貯金と収入の例を見て解説したいと思います。
【例:貯金と収入】
図に記載している貯金残高のように一定時点の量や残高を表すものをストックと言います。そして、今月の給料のように一定時点のものではなく、一定の期間において発生する量をフローと言います。一定期間の飲み代や家賃、光熱費、携帯代もフローとなります。そして給料と生活費を除いたものが貯金に回され今月末の貯金残高となります。これが一定時点における残高となるのでストックとなります。
財務諸表におけるフローとストック
財務諸表においてもこのフローとストックという概念が重要となります。今まで財務諸表と使ってきましたが、ここでは財務諸表を主に構成しているPL、BS、CFについても説明していきます。これらをまとめて財務三表と呼びます。
【例:会計のフローとストックイメージ図】
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会計上のフロー
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会計上のストック
先ほどの収入と貯蓄の例を思い出して欲しいのですが、一定期間の給料や生活費がPLやCFに、一定時点の貯蓄がBSに対応しているというわけです。
重要なのは、収入と貯蓄の例でも見た通り、PL、CF、BSは個別にバラバラと独立に存在しているのではなく、財務三表は繋がっているということです。昨年末のBSと今年の期間のPLやCFによりBSができるということです。少し難しいので今度詳しく説明します。まずはそれぞれバラバラに存在しているのはないということを押さえておいてください。
次回予告
財務諸表の概要を見ていきましたが、次回は少し踏み込んでPLの見方について見ていこうと思います。ここから実践に近くなっていきますので、次回もお見逃しなく。
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