応用情報技術者試験とは?
応用情報技術者試験(AP:Applied Information Technology Engineer Examination)は、情報技術者試験の1つで、情報処理技術者試験体系の中級レベル(レベル3)に位置付けられています。
※ITスキル標準(レベル)については下の記事をご覧ください。
応用情報技術者を受けるのはどんな人?
情報技術の基礎知識と実務経験を有する技術者を対象にしており、応用的なITスキルやプロジェクト管理、システム開発、サービス提供などの能力が問われます。
IT業界でのキャリアアップを目指す人々にとって、その能力を証明する一つの手段となっています。
また、企業が従業員のスキルレベルを評価する基準としても利用されることがあり、資格取得すると月給がアップするなどインセンティブを用意する会社が多いのが特徴です。
応用情報技術者試験の内容について
試験内容は、午前と午後の部に分かれており、午前は基礎的なIT知識に関するマークシート式の試験、午後はより応用的な内容を含む記述式の問題が出題されます。
合格するためには、ITの基本的な知識だけでなく、実際の業務で遭遇するような問題解決能力や、システム開発プロジェクトの管理能力が求められます。
何が出題されるのか具体的に?
ではシラバスを除いてみましょう。
テクノロジ系
マネジメント系
ストラテジ系
こちら目次が見づらかったので、リスト化しました。
よかったらダウンロードして使ってください。
出題数は80問
応用情報技術者試験の出題数は80問。
テスト時間は150分なので、1問あたり1分50秒くらい時間をかけられます。
見直しを考慮しなければ、比較的ゆっくりと解答できるのではないでしょうか。
合格ラインと配点割合
応用情報技術者の合格ラインは、100点満点中の60点です。
マークシート式のテストで問題数が80問なので、単純計算で1問あたり1.25点。
80問中、32問まで間違えても合格するということになります。
午前試験の得点が60点未満の場合
午前試験が合格点の60点に満たない場合、午後の試験を受けても採点すらされなくなります。
↓要綱にしっかりと記載されていました。
配点割合
応用情報技術者試験ではテクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系の3分野があります。
出題数は下記の通り、テクノロジ系が50問(62.5%)、マネジメント系(12.5%)、ストラテジ系(25%)です。
テクノロジ系 | マネジメント系 | ストラテジ系 |
---|---|---|
50問 | 10問 | 20問 |
50問 | 10問 | 20問 |
勉強の進め方
テクノロジ系を優先度高く進める
テクノロジ系を優先して進めることが重要になります。
テクノロジ系は50問も出題されますることもそうですが、IT人材としても、マネジメント系やストラテジ系よりもそもそも重要な分野と言えるでしょう。
勉強範囲が広く大変になりますが頑張りましょう!
ストラテジ系・マネジメント系はスキマ時間や移動の合間で
ストラテジ系やマネジメント系の内容については、スキマ時間や移動の合間にサクッと勉強してしまいましょう。
スキマ時間でも充分に得点源にできるほど、複雑な内容は含まれていない印象です。