なぜ財務諸表が必要なのか
今回から連載企画「MBA流・初心者が財務諸表を読みこなせるようになるまで」を連載していきます。
こんな経験している方はいませんか?
- 入社からずっと営業畑。しかし急に管理職を任され、自社の財務諸表を読む必要が、、、
- 自分でビジネスを始めたいはいいけど、競合のビジネスを知る必要が、、、
- 投資を始めたはいいけど、投資で成果をあげるには企業の財務諸表も知らないといけない、、、
私もMBA時代から投資銀行時代にかけて何百もの企業の財務諸表を読んできました。
もちろん最初から読みこなせていた訳ではありません。
財務諸表を読むには、英語と同じで財務会計特有の言葉とルールを知る必要があるんです。
だから初学者にとって財務諸表というと、簿記、暗記といったイメージが先行してしまい拒絶反応が出てしまうんです。
(私も最初はそうでした。。。)
また、ビジネスの現場では単に「読む」だけではなく、「素早く読みこなす」必要があるんです。
投資銀行時代でも、上司から「この資料なる早でまとめておいてね」と言われ有価証券報告書(財務諸表が載っている分厚い資料)を渡されたことも数知れず。
しかし、財務諸表を読むときに「ある勘所」を知った上で財務諸表を読んでいけば、難しい簿記のルールを知らなくても企業の財務諸表を見て企業のビジネスを知ることができたり、企業の財務分析をすることができるようになります。
あとは訓練あるのみ。
多くの企業の財務諸表を読むことで「素早く読みこなす」ということができるようになります。
そこで、この連載を最後まで見ることで、企業の財務諸表を読みこなす勘所を身につけられるようになってもらいたいと思っています。
もちろん、ただ単に説明するだけでは面白くないので、MBAで学んだケーススタディーを使って、実際の企業の財務諸表を読む機会を設け、財務諸表を読みこなす面白さを感じて欲しいと思います。
連載の目的
- 簿記を学習していない初学者でも財務諸表を読みこなせるようになる
- 忙しいビジネスの現場でも素早く財務諸表を読みこなす勘所を養う
- 更に応用的な簿記や会計理論を学ぶきっかけを作る
このブログにより更なる会計学習へのきっかけになれば幸いです。
連載の対象
- 初学者
- 簿記に苦手意識を感じている人
- 簿記や会計理論の知識はあるが、実際の企業の財務諸表のどこを読んでいいのか分からない人
次回予告
「会計の仕組み」について書いていこうと思います。
そもそも企業はなぜ会計情報を利用した財務諸表を作成する必要があるのかについて説明します。
最初の会計の概念を知ることで後々学習するにあたり会計についての考えが深まると思います。
次回をお楽しみに!!