この記事を読んでくださっている皆さんはアフィリエイターさんやライターさんで、自分の書いた記事が上位に表示されない、そもそも何を意識して記事を書けばよいのかわからないという方が多いと思います。
そんな方にお勧めしたいのが、SEOライティングです。
この記事では、なぜSEOライティングを学ばないといけないのか、言葉は知っているけど使い方がわからないという方に向けての内容になります。
SEOライティングの本質を知り、どのような流れで執筆していけば良いのかを詳しく解説しています。
ライティングを行う上では必須のスキルとも言えるSEOライティングをぜひこの記事で学習してください。
SEOライティングが必要な3つの理由
1. 集客数と売り上げ数を最大化するため
集客数と売り上げ数をアップするためにはいくつか段階があり、
検索順位アップ → 読まれる確率アップ → 集客数・売上アップ
のようになっています。
SEOライティングを学ぶことでたくさん記事を検索で見つけてもらい、しっかりと内容を読んでもらうことで集客数と売上をアップさせることができます。
2. 最小の労力で最大の結果を得るため
この記事を見てくれている皆さんのほとんどは、会社員、学生をしながらブログを書いてる方だと思います。
そのような方がブログ・アフィリエイトを専業にしている方に検索順位で勝つためには、少ない労力・記事数で結果を出さなければいけません。
3. 他の仕事にも生かせるスキルを身に着けるため
SEOライティングにはビジネスの本質が詰まっています。
ブログ、アフィリエイトだけでなくどんなビジネスでも成功させる力を持っています。
思考する、会話する、書く、提案する、このどれもが言葉を軸にしている→言葉を操る力であるSEOライティングを身に着けることで様々なビジネスに役立ちます。
個人が起業する場合に行うビジネスモデルはほとんどがライティング能力が鍵を握ります。
その手段としてメルマガ・動画マーケティング・SNSの文章…など)
SEOライティングの大前提(本質)
世の中には間違ったノウハウが蔓延していて、皆さんも間違った情報を常識として認識しているかもしれません。
まずは正しいSEOライティングの前提を学んでから具体的なノウハウをお伝えします。
理解していると思っている方も今一度見直し、知識のアップデートをしてみてください。
記事を書く目的を明確にしてから書き始める
記事を書く目的が何なのかによって何を、どの順番で、どんな言葉を使ったら良いのかが全く違います。
ビジネスとしてブログを書いている方は大きく分けてこの3つの目的のどれかに当てはまるでしょう。
- 商品を売るため → その記事内で売る、商品をLPに誘導するなど
- 集客のため → 収益記事に誘導する、サイトの評価を上げるなど
- ブランディングのため → 例:認知度を上げる、狙ったイメージを抱かせたいなど
最初に目的を掲げ、それを達成するための文章を書くことでより良い記事に仕上げることができます
常に4つのNOTが存在する
読んでもらえるという前提で書いてしまうと、失敗してしまうので、そもそも読まれないという前提で書かなければいけません。
以下の4つのNOTをどう乗り越えるかを意識してライティングを行いましょう。
1. Not open(開かない):検索結果で記事をクリックしない
→ 興味を引いて開いてくれるタイトルが大事
2. Not read(読まない):開いてもすぐに離脱する
→ 開いて最初に目に入るものに工夫を加える
3. Not believe(信じない):書いていることが胡散臭い、嘘っぽい、エビデンスがない
→ 実績を公開する、証拠を見せたりする
4. Not act(行動しない):「面倒くさいな」、「今じゃなくていいや」と思われて行動しない
→ チェックアウトの最適化、最適なLPへ誘導す
SEOライティングは文章力が全てではない
良い記事を書くために、文章力以外にも様々な要素が存在します。
- イラスト・漫画で図解できないか
- 画像の方が適切ではないか
- 見やすい配色バランスになっているか
- 動画にできないか
- 動画と文章を融合させるのはどうか
- 語り手の設定は適切か
- 読者との距離感は適切か
ライティングの7割はリサーチで決まる
そもそも記事をかけなくて悩んでいる、という方はインプットが足りていません。
1つの記事を書くのに少なくとも見込み客のリサーチ、商品のリサーチ、ライバルのリサーチ、切り口のリサーチの4つは行わなければいけません。
目安としては、リサーチ(7割)→記事を書く(2割)→修正(1割)くらいを費やすと良いでしょう。
さらに、リサーチの積み重ねによって徐々にリサーチの量が減っていくので短時間で記事のライティングが可能になります。
人は「説得」ではなく「納得」で動く
例えば、イヤホンを売りたいときに「この最新モデルは高品質多機能で付け心地も良く…」と説得するのではなく、「自分の好きな音楽を誰よりも良い音質で楽しみたいと思いませんか?」と納得してもらいましょう。
「売りたい」という気持ちが出すぎているとお客さんが逃げてしまいます。
売り込み、説得をするのではなく 気づき、納得をしてもらうことでお客様は動いてくれます。
プラットフォームによって最適解は違う
どのプラットフォームでライティングをするかによって文章の構成や言葉選びが異なります。
1. SEO
→ ユーザーは能動的に検索するのである程度言葉や構成が悪くても読んでくれる
2. 広告
→ 受動的に目に入るので漫画や図解、動画などを使って分かりやすさ重視で惹きつける
3. SNS
→ 基本流し見なので目立たないと無視されてしまう
4. 動画
→ 再生してくれたら最後まで見てくれることが多い
なので、皆さんそれぞれの状況に合わせてライティングをしましょう。
ライティングの本質は価値の提供
「価値の提供」はライティングだけでなくビジネスの本質ともいえる、重要な項目です。
その記事の中でいかに価値を提供できるかどうかで、記事のアクセス数や紹介した商品の購入数などが決まります。
では、どのように価値を提供するかいくつか例を挙げてみます。
1. 悩みの解決
→ 読者の悩みを解決してあげられる方法を提供してあげる
2. 願望の達成
→ より良い結果を出させてあげることはできるか
3. 共感
→ 読者の悩みに寄り添って、共感してあげる
4. 楽しい(エンターテインメント)
→ 仕事や人間関係のストレス、疲れなどを吹き飛ばす楽しい記事を書けないか
人は「感情」で行動する
少し高い洋服を買うことを想像してみてください。
ほとんどの人が「かっこいい」・「おしゃれ」・「モテるかも。。」という感情(直感)になって購入を検討します。
感情が動かされたら、次に論理的に自分の状況と合っているか客観的にみます。
「セールだし」、「性能も良い」、「よく着るかな、いや使わないかも、、」と自分を論理的・客観的に正当化して感情と論理面の総合評価で購入を決めます。
そのため、いかなるライティングの時もできるだけターゲットの感情にアプローチできる導入を設計しましょう。
その後、機能面やお得かどうかなどを説明して論理的に説明できるようにしましょう。
SEOライティングの3つの要素
SEOライティングは「何を(リサーチ)」「どんな順番で(型)」「どんな言葉で(ワーディング)」伝えるのかという3つの要素に分けられます。
3つの中でも最も大事なのが「何を(リサーチ)」なので、特に力を入れて読んでみてください。
1. 何を(リサーチ)
先に結論を言います。
何を伝えるか それは、一次情報です。
一次情報を中心に記事を書くことにより、より良い価値を提供できるので上位表示されやすく、読者からの評価も良くなります。
※一次情報とは自分が体験した情報、自分がインタビューした情報、自分の価値観、考え方、主張・・・など
一次情報~三次情報の記事の構成比はどのくらいが良いのかというと、
- 一次情報・・・80~70%
- 二次情報・・・30%~20%
- 三次情報・・・・・0%
一次情報を中心に取り入れ、二次情報でその補足を行い、三次情報は使わないというイメージでライティングしましょう。
「〜らしいですよ」、、、、こんな感じで書かれている無責任なブログは読まないし引用もしないですよね。
最も重要な一次情報をどうやって集めるのか6つ紹介します。
一次情報の見つけ方
この6つの項目を実践するのはかなり手間がかかりますが、他のライバルサイトと差別化ができるので返ってくるリターンは大きいです。
1. 商品の体験談
→ 自分で商品やサービスを体験してみてどうだったのか、メリット、デメリットなど独自の見解を正直に伝える
2. 独自の活用方法
→「~な使い方をするとより良くなりますよ」「他にもこんな使い方がありますよ」など
3. 取材
→ その商品のメーカーへ取材、工場見学などを行う
4. ※MSP 価値観
→ 自分の価値観、考え方、信念を明確にし、ファンになってもらうことでリピーターを作る
5. アンケート
→ 独自アンケートを行うことでそれが一次情報となります。
→ 他サイトが引用してくれることもあり被リンク増加にもつながります
6. データ分析
→ 論文、統計データ、本の内容などをそのまま記事にするのではなく自分なりの解釈で独自の情報にして結論を出す
※MSP Me Selling Propositionの略で、自分の強みや価値を売りにするという考えのことだね
4つのリサーチ方法
SEOライティングの前提でもお伝えしましたが、ライティングの7割はリサーチで決まります。
4つのリサーチ方法を紹介します。
- ライバルのリサーチ
- 見込み客リサーチ
- 商品リサーチ
- 切り口
1. ライバルのリサーチ
まずは狙っているキーワードを検索します。
そして検索結果の上位10記事のタイトル、良いポイントや悪いポイント、特徴、上位表示の理由、主張は何かを考えながら読んでいきます。
読めたら、自分の記事に取り入れていきましょう。
とは言っても何でもかんでも取り入れるのではなく、タイトルからはなぜクリック率が高いのかや、悪いポイントからはそれを補うような内容を自分の記事に取り入れましょう。
2. 見込み客リサーチ
見込み客のリサーチは見込み客の心を動かすためにします。
どれだけユーザの心を動かせるかは、どれだけユーザの悩みや願望を深く理解しているかによります。
過去の自分の体験、感情からリサーチする
→ 自分と同じ悩みを持つ人はたくさんいるので、特に自分に近いターゲットに向けた記事を書く場合に効果的です。
アンケート、統計データからリサーチする
→ それらをまとめた代表的なサイト(リサーチリサーチ・調査のチカラ・Prtimes)を利用すると良いでしょう。
Yahoo!知恵袋からリサーチする・知人に聞く
→ リアルな悩みとその回答が知れて、さらに内容だけでなく感情も組み取ることができるので掴みにはとても良いと思います。
3. 商品リサーチ
商品の魅力を最大限引き出すためのリサーチをしましょう。
1. 商品LPを読み込み、キーワードから商品の特徴やエビデンスなどをリサーチ。
2. Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどに書き込まれている口コミをリサーチする。
3. 介する商品を自分で実際に使ってみて、体験談や口コミをまとめる。
これらの方法で商品リサーチを徹底することで、他のライターが気付かない意外な魅力や活用方法、本当の価値などに気づくことができます。
本当の価値に気づくと独自の切り口でPRできるため他の記事との差別化ができ、検索順位を上げることができます。
4. 切り口リサーチ
1. リサーチリサーチ・調査のチカラなどから見込み客リサーチと同時に行う
2. 身の回りの雑誌や動画、広告などから面白い切り口があればメモしておく
3. 家族や友人、同僚との会話から切り口のヒントを得る
4. インスタグラムやTwitterなどのSNSに出てくる広告から面白い切り口の特徴を見つける
アフィリエイター、ブロガーのほとんどは同じような切り口で記事を書いています。
その結果、同じようなキ-ワードにライバルが集中し上位表示させる難易度が高くなります。
しかし、切り口リサーチをすることで独自の切り口が見つかり、ライバルのいないキーワードを使うことにより上位表示を楽に実現できます。
どんな順番で(型)
全く同じ内容をリサーチして、同じ言葉で書いたとしても、伝える順番(構成)が変わればそれに伴って結果も変わります。
記事の型があるので、3つ紹介します。
- AIDAの法則
- 新PASONAの法則
- ストーリーフォーミュラ
1. AIDAの法則
AIDAの法則は汎用性が高く、営業でのセールトーク、ラジオやテレビの通販番組、そして商品のLPなど幅広く使われています。
セールスの基本と言ってよい法則です。
Attention(注目):タイトル、アイキャッチ画像、キャッチコピーなど
→ 読者の注意を引き付ける部分なので、特に意識する
Interest(興味):リード文
→ 本文を読んでもらえるように興味を引き付ける内容を書く
Desire(欲求):本編
→ 読者に「やってみよう」、「買ってみよう」という欲求を掻き立てる
Action(行動):まとめ
→ 読者を行動させるための後押しをする
2. 新PASONAの法則
これは日本を代表するマーケターでもある神田昌典氏が提唱する法則のことです。
この法則を使うことで、どのような順番で伝えるべきかについて迷う必要がなくなり、商品やサービスの魅力を最大限伝えることができます。
1. Problem(問題):読み手の問題を提示
2. Affinity(共感):読者に共感してあげる
3. Solution(解決):解決策とエビデンスを提示する
4. Offer(提案):具体的な提案をする
5. Narrow Down(絞り込む):緊急性、限定性という言葉を使って見込み客を絞り込む
6. Action(行動):行動を促す
3. ストーリーフォーミュラ
人はストーリーが大好きだと言われています。
現に小説、映画、音楽の歌詞やYouTube動画などにも使われています。
次の7つのステップに沿ってライティングすることで読者を惹き付けるストーリーを伝えることができます。
- 同じ地点からのスタート
- チャレンジ(失敗の連続)
- 偶然の出会い
- 成功の連続
- メソッドの体系化
- 他の人も成功
- 次はあなたの番です
どんな言葉で(ワーディング)
同じ意味の言葉でも、どの言葉を使うかで与える印象が変わります。
例えば悲しいという意味を表す言葉に哀しい、つらい、心苦しい、しくしくなどがあり、どれも印象が違います。
どんなワーディングが良いのか
1. 読者の目をなるべく強く引き付ける言葉
2. 私もそうなりたい、と心を惹く言葉
3. 10人が10人同じ意味を想像する簡単な言葉
4. 中学生でもわかるような語彙と文法
ワーディングセンスを身に着ける方法は主に4つあります。
1. 小説から抜き出す
→ 魅力を感じた言葉や言い回し、例えをメモする。特に人気のある作家さんに注目する
2. 広告から抜き出す
→ ポストに入っていたチラシで目に留まったもの、SNSの広告で目に留まったもの、魅力に感じたものをメモする
3. 映画、ドラマから抜き出す
→ ベストセラーのドラマの魅力的な言い回しや掛け合いをメモする
4. 名言、キャッチコピーから抜き出す
→ 名言集、キャッチコピー集などから惹き付くけられる言葉をメモする
どれも日常的なシーンで出会うものです。
なのでふと「あ、この言葉良いな」と思ったらメモするように習慣付けて、自分だけのワーディングリストを作ってみてください。
まとめ
今回は本質的なSEOライティング術について解説しました。
SEOライティングはライターが本業の人、ライターが副業の人、もしくはライターでない仕事をしている人でも必要なスキルでした。
まずはSEOライティングを行う目的は
- 集客数と売り上げ数を最大化するため
- 最小の労力で最大の結果を得るため
- 他の仕事にも生かせるスキルを身に着けるため
次に、SEOライティングの大前提(本質)です。
理解していると思っている方も今一度見直し、知識のアップデートをしてみてください。
- 記事を書く目的を明確にしてから書き始める
- 常に4つのNOTが存在するSEOライティングは文章力が全てではない
- ライティングの7割はリサーチで決まる人は「説得」ではなく「納得」で動く
- プラットフォームによって最適解は違う
- ライティングの本質は価値の提供
- 人は「感情」で行動し、あとから「論理」で正当化する
そして最も大事なのがSEOライティングの3つの要素でした。
3つの中でも特に大事な「何を」は一次情報を伝えるという事でした。
また、色々な型やワードセンスの身に着け方も紹介しました。
- 何を(リサーチ)
- どんな順番で(型)
- どんな言葉で(ワーディング)
正しい知識を身に着け、3つの要素の流れを意識してライティングしてみましょう!