レイテンシーとは、ネットワークの遅延時間のことを指します。
特に、情報がある地点から別の地点へ移動するのに要する時間を指します。
言い換えると、何かを行う際の「待ち時間」や「遅延」のことをレイテンシーと言います。
ウェブページを開くとき、コンピュータ(クライアント)はそのウェブページのサーバにリクエストを送ります。
レイテンシーは、そのリクエストを送ってからサーバが応答するまでの時間を指します。
具体的に?
日本のPCから外国:アメリカやヨーロッパにあるインターネットサイトにリクエストをするとしましょう。
日本のPCからネットワークを通じて(様々な中継地点を経由)、海外のサーバーにリクエストを送り、海外のサーバからまたさらにネットワーク(たくさんの中継地点をまた経由)を通じて日本のあなたのPCへ情報を提供します。
このネットワークの物理的な距離がレイテンシーの温床となります
解決策
音声やビデオ通信、オンラインゲームなどではレイテンシーが非常に重要となります。
レイテンシーが高いと、通信の遅延が起きたり、ゲームでの反応が遅くなったりします。
逆に、レイテンシーが低いと、リアルタイムの通信や快適なゲーム体験が可能になります。
このようなサービスを提供する事業者は様々な国を跨いでサーバーを設置してサービスを提供します。
最近ではGoogle Cloud Platform(GCP)、Amazon Web Service(AWS)などのクラウドサービスがこのようにクロスボーダーなアプリを簡単に開発できるようなインフラサービスを提供しており、日本の事業者でも拡く利用されています。