ベアメタルサーバーとは物理的なサーバーのことを意味します。
ベアメタル(直訳すると「裸の金属」)という名前は、サーバーが何もソフトウェアによって仮想化されていない、つまり「裸」の状態で提供されることから来ています。
これは、ユーザーが直接ハードウェアにアクセスでき、必要なソフトウェアとオペレーティングシステムを自由にインストールとカスタマイズできることを意味します。
ベアメタルサーバーのメリット
一般的には下記のようなメリットがあると言われています。
パフォーマンスが良い
ベアメタルサーバーは、物理的なリソースに直接アクセスできるため、ハイパーバイザー(仮想化ソフトウェア)によるオーバーヘッドがなく、非常に高いパフォーマンスを提供します。
カスタマイズ可能性
クライアントは、オペレーティングシステム(OS)、ハードウェアの設定、インストールされるソフトウェアなど、サーバーのすべての側面を完全に制御できます。
セキュリティ
他の顧客とリソースを共有しないため、ベアメタルサーバーは一般的に仮想サーバーに比べてセキュリティが高いとされています。
ベアメタルサーバーのデメリット
一方で、以下のようなデメリットもあります
コスト
ベアメタルサーバーは、高いパフォーマンスとフルコントロールを提供する一方で、仮想化されたサーバーよりも高価になることがよくあります。
スケーラビリティ
仮想マシンとは異なり、ベアメタルサーバーはすぐにスケールアップやダウンが難しい場合があります。
新たなハードウェアを追加する必要があるため、時間とリソースがかかることがあります。
管理
ベアメタルサーバーを使用する場合、クライアントは必要に応じて自身でメンテナンスを行う必要があります。
これによって人員やスキル、時間を必要とします。