エッジAI(Edge AI)とは、デバイスのエッジ(ネットワークの末端や、インターネットに接続された個々のデバイス)で人工知能(AI)処理を行う技術のことです。
従来のAIシステムは、クラウド上でデータ処理とモデルの学習を行っていましたが、エッジAIはローカルで処理を行います。
エッジAIの特徴
エッジAIには下記の特徴があります。
低遅延
エッジAIは、通信遅延を減らし、リアルタイムでの処理が可能になります。
プライバシー保護
データはデバイス上で処理される、つまりネットワーク上にデーが露出しないため、データ漏洩のリスクが低くなります
帯域幅の節約
エッジデバイスでデータ処理が行われることで、ネットワークへの負荷が軽減され、帯域幅が節約されます。
オフラインで利用できる
エッジAIはインターネット接続がなくても機能するため、オフライン環境でも使用できます。
エッジAIが利用されているところ
エッジAIは、自動運転車やロボット、IoTデバイス、スマートフォンなど、さまざまな分野で活用されています。
例えば、顔認識や音声認識などの処理をエッジデバイスで実行することで、高速かつセキュアなサービスが提供できます。